採用面接では、そこからさらに深掘りできるとより良い印象を得られます。
例えば、自宅から通いやすい事業所を探し、最初に見つけた事業所だった。
法人の理念などを見ていくと、『その人らしい暮らしを実現できるように…』
という理念にとても惹かれ……。
などのように、しっかりと事業所の運営内容まで確認したということと、理念の共有が
行えていることを伝えられます。
採用担当者側からすると、事業所を選んでくれた理由と、質問者さんの人柄が分かるので
おそらくこのような求職者に対しては『しっかりしている方』という印象を持つはずです。
無資格・未経験者を採用した事例
私も実際に先日、飲食業界から転職を希望している無資格未経験の方がいたのですが、
採用させていただきました。
なぜ採用したのか?
転職理由や入職後の具体的な目標を明確に話してくださり、人柄も良く、何よりやる気に
満ちていました。
飲食業界では店長経験もあり、その経験をどのように活かすのかも明確に答えて下さいました。
驚いたのが、最近ではなかなか事前に調べてくる方が少ない法人理念についても
ご理解いただいており、今後の活躍が十分に期待できたからです。
今後のキャリアについても調べてみて
このように、無資格未経験だからという理由で採用しないという事にはなりません。
介護福祉士国家試験には受験要件がありますが、その中でも無資格未経験からスタートし、
受験要件を満たせば国家試験に挑戦できるステップもあります。
多くの無資格未経験の方がこの介護職という職業に踏み出しています。
質問者さんも、ご自身の今後のキャリアについて、少し調べてみると良いかもしれませんね。
また、入職前からでも『初任者研修』や『実務者研修』など受講できる資格もあります。
もちろん入職後の直近の目標にしても良いと思いますよ。
重要なポイントは、目的と目標があるか?
重要なのは、目的や目標を持つこと、面接官に熱意を伝えることです。
先ほどお話しした飲食関係で働いていた求職者の方も、目的や目標を持っていなかった場合には
不採用にしていたでしょう。
面接での注意点
しっかりと事前準備をして、事業所の情報を集め、介護職員にチャレンジしていただきたいと
思います!
最後に、面接時には必ず、研修計画や入職後の育成についての質問をしてみてくださいね。
入職後に『こんなはずじゃなかった!』とならないために、気になることは遠慮せずしっかりと
確認をすることも、面接では大切です!
ご質問ありがとうございました!
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・けあぷろかれっじ 代表
・NPO法人JINZEM 監事
介護福祉士、社会福祉士、介護支援専門員、潜水士