本日の一問一答
領域:コミュニケーション技術
客観的事実を表す介護記録として、最も適切なものを1つ選びなさい。
1.16時頃、「仕事は終わりました。家に帰ります」という発言があった。
2.自宅のことが心配になって「家に帰る」という発言があった。
3.不安時に無断外出が心配されるため、様子の観察が必要と考える。
4.認知症(dementia)が悪化し、ここがどこなのかを理解していないようだ。
5.帰宅願望があったが、特に問題はなかった。
解答と解説
■解答
1.16時頃、「仕事は終わりました。家に帰ります」という発言があった。
■解説
客観的事実とは、実際に起こったことで、誰が見ても変わらないありのままの事実を意味します。
1.(○)時刻と利用者のそのままの発言が記載されており、客観的事実を示す介護記録として適切です。
2.(×)発言自体は客観的事実ですが、「自宅のことが心配になって」の部分が記録者の主観となっています。
3.(×)「不安時に無断外出が心配される」と「様子の観察が必要と考える」は、どちらも記録者の主観です。
4.(×)「認知症が悪化」「ここがどこなのかを理解していないようだ」は、どちらも記録者の主観です。
5.(×)「帰宅願望があった」という推測や、「特に問題はなかった」という判断は、どちらも記録者の主観です。
ささえるラボ編集部です。
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