本日の一問一答
領域:生活支援技術
次の記述のうち、古い住宅で暮らす高齢者が、ヒートショックを防ぐために必要な環境整備の方法として、最も適切なものを1つ選びなさい。
1.居室の室温を低くする。
2.脱衣室の照明を明るくする。
3.トイレに床置き式の小型のパネルヒーターを置く。
4.入浴直前に浴槽の湯温を60℃にし、蒸気を立てる。
5.24時間換気システムを導入する。
解答と解説
■解答
3.トイレに床置き式の小型のパネルヒーターを置く。
■解説
1.(×)居室の室温は適温とし、居室との寒暖差が起こりやすい廊下やトイレ、浴室などの室温を調節して、屋内での寒暖差をできるだけ少なくすることが適切です。
2.(×)ヒートショックの原因は短時間での急激な温度変化であり、血圧が大きく変動することで失神、脳梗塞、心筋梗塞などが引き起こされます。照明の明るさとは関連しません。
3.(○)トイレは居室との寒暖差が生じやすい場所であるため、パネルヒーターなどを利用して室温調節を行うことが適切です。
4.(×)蒸気を立てて浴室を温めることは適切ですが、湯温は38~41℃程度が適切です。
5.(×)24時間換気システムの導入は、気密性の高い住宅において、シックハウス症候群や感染症の予防に有効となります。
ささえるラボ編集部です。
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