本日の一問一答
領域:コミュニケーション技術
Gさん(55歳、男性)は父親と二人で暮らしている。父親は週2回通所介護(デイサービス)を
利用している。Gさんは、父親が夜に何度も起きるために睡眠不足となり、仕事でミスが続き退職を
決意した。
ある日、Gさんが介護福祉職に、「今後の生活が不安だ。通所介護(デイサービス)の利用を
やめたいと考えている」と話した。
Gさんが、「利用をやめたい」と言った背景にある理由を知るためのコミュニケーションとして、
最も適切なものを1つ選びなさい。
1.開かれた質問をする。
2.「はい」「いいえ」で答えられる質問をする。
3.介護福祉職のペースに合わせて話してもらう。
4.事実と異なることは、訂正しながら聞く。
5.相手が話したくないことは、推測して判断する。
解答と解説
■解答
1.開かれた質問をする。
■解説
1.(○)「利用をやめたい」と言った背景にある理由を知るためには、開かれた質問を用いて自由に考えを話してもらうことが適切です。
2.(×)「はい」「いいえ」で答えられる閉じられた質問では、Gさんの考えに至るまでに膨大な時間がかかってしまいます。
3.(×)介護福祉職のペースではなく、Gさんのペースで話してもらうことが適切です。
4.(×)訂正しながら聞くとGさんの話が途切れてしまい、言いたいことを伝え切れなくなる可能性があります。事実と異なる点に気付いたときは、話を聞いた後に訂正するほうが効果的です。
5.(×)推測して判断するのでは、Gさんの考えを理解することは難しいでしょう。
ささえるラボ編集部です。
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