本日の一問一答
領域:介護の基本
Eさん(女性、82歳、要介護1)は、夫(80歳)と二人暮らしである。膝の痛みがあるが、夫の介助があれば外出は可能である。最近Eさん宅は、玄関、トイレ、浴室に手すりを設置している。Eさんは料理が趣味で、近所のスーパーで食材を自分で選び、購入し、食事の用意をしたいと思っている。こうした中、Eさん宅で介護支援専門員(ケアマネジャー)が関係職種を招集してサービス担当者会議を開くことになった。
Eさんの思いに添ったサービスの提案として、最も適切なものを1つ選びなさい。
1.訪問介護員(ホームヘルパー)による調理の生活援助の利用
2.介護支援専門員の手配による配食サービスの利用
3.社会福祉協議会の生活支援員による日常生活自立支援事業の活用
4.福祉用具専門相談員の助言による四輪歩行車の利用
5.通所介護(デイサービス)の職員による入浴サービスの利用
解答と解説
■解答
4.福祉用具専門相談員の助言による四輪歩行車の利用
■解説
1.(×)料理が趣味で、自分で食事の支度をしたいという希望があるため、調理の生活援助をサービスとして提案することは不適切です。
2.(×)Eさんは夫の介助があれば外出も可能であり、自分で選んで食材を購入し、食事の用意をしたいと思っていることなどから、配食サービスの利用を提案するのは不適切です。
3.(×)日常生活自立支援事業の対象者は、認知症高齢者、知的障害者、精神障害者等のうち判断能力が不十分な人であり、Eさんは該当しません。
4.(○)膝の痛みがあり、自宅でも手すりを利用していることから、安全に外出するための支援が必要であると考えられます。
5.(×)浴室にも手すりを設置しており、通所介護での入浴サービスを積極的に希望しているとは考えにくい状態です。
ささえるラボ編集部です。
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