本日の一問一答
領域:生活支援技術
Kさん(72歳、女性、要介護2)は、脳梗塞(cerebral infarction)で入院したが回復し、自宅への退院に向けてリハビリテーションに取り組んでいる。トイレへは手すりを使って移動し、トイレ動作は自立している。退院後も自宅のトイレでの排泄(はいせつ)を希望している。
Kさんが自宅のトイレで排泄を実現するために必要な情報として、最も優先されるものを1つ選びなさい。
1.便意・尿意の有無
2.飲食の状況
3.衣服の着脱の様子
4.家族介護者の有無
5.トイレまでの通路の状況
解答と解説
■解答
5.トイレまでの通路の状況
■解説
1.(×)トイレ動作は自立しており、便意・尿意はあると考えられます。
2.(×)飲食の状況は、便秘の場合などに支援を目的に確認する可能性はありますが、自宅のトイレでの排泄を実現するために必要な情報ではありません。
3.(×)トイレ動作が自立しているため、衣服の着脱に大きな問題はないと考えられます。
4.(×)病院内でも手すりを使って移動できているため、家族介護者の有無は最も優先される情報とはなりません。
5.(○)病院でのトイレ動作は自立しているため、トイレまでの移動において病院と自宅で環境の違いがあるかどうかを確認する必要があります。自宅のトイレまでの距離や幅、段差や手すりの有無などが最も重要な情報となります。
ささえるラボ編集部です。
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