第35回介護福祉士国家試験 対策問題(医療的ケア)
■問題
経管栄養で用いる半固形タイプの栄養剤の特徴に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
1.経鼻経管栄養法に適している。
2.液状タイプと同じ粘稠度(ねんちゅうど)である。
3.食道への逆流を改善することが期待できる。
4.仰臥位(ぎょうがい)〔背臥位(はいがい)〕で注入する。
5.注入時間は、液状タイプより長い。
解答と解説
■解答
3.食道への逆流を改善することが期待できる。
■解説
1.(×)半固形タイプの栄養剤は、主に胃瘻からの投与に用いられます。経鼻経管栄養法では、使われるチューブが胃瘻チューブより細いため、液体タイプの栄養剤が適しています。
2.(×)半固形タイプの栄養剤は、液体タイプよりも粘稠度が高くなっています。
3.(○)半固形タイプは粘稠度が高いため、サラッとした液体タイプより胃にとどまる時間が長く、食道へ逆流しにくくなります。
4.(×)注入する際は、上半身を30~45度挙上した状態(半座位)とします。注入後の安静や体位の制限などは、基本的にありません。
5.(×)粘稠度や濃度が高いため、液体タイプより短時間で投与が完了します。
ささえるラボ編集部です。
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