障がい者の日常生活支援
私の所属は部署内で4チームに分けられたうちの1チームです。
1チームあたりの職員人数は約10名、年齢層は新卒~30代半ばの職員が多く働いています。そして約70名の知的障がい者の地域生活を支えています。
私は39歳で入職しました。通常であれば中堅職員に近い年齢でしたが、チームの皆さんは暖かく接してくださいました。その中で、分からないことは新人職員として遠慮なく質問できたので働きやすい環境だと感じました。
今では、若い職員からベテランの職員まで、同じ仕事を通してそれぞれの良さを感じ、模倣・想像しながら、よりよい就労環境を目指す為の積極性も養えるチームだと思います。
この職場での生活支援員は、担当する知的障がい者の方の地域で暮らすうえで必要な日常生活全般を支援します。私は30代~70代の軽度から中度の知的障がいの方々を支援しています。
例えば、自治体等のやりとりや手続の代行や生活リズムの構築、金銭管理、健康状態の把握等の多岐にわたります。また、利用者の方それぞれの悩みを伺い、時に解決することも仕事の1つです。利用者の方の年齢や健康状態、特性、成育状況が一人ひとり異なるため、課題や支援内容も様々になります。
私自身の人生を経験として活かす事もありますが、高齢等の方々への支援では想定して支援する力も必要です。そのためには、一人ひとりの生活に向き合い、観察し、変化を感じ取ることがとても重要と感じています。そして、利用者の皆さんが社会の中で生活することで生まれる喜怒哀楽を、一社会人として味わい暮らしていただけるように心がけています。