生活支援員
「感謝をすることと、されること」
ホーム職員になった年に、知的・精神の重複障碍者の支援をしていました。自分が支援をしていた方は知的障碍に加え、その頃からいわゆる躁鬱の診断がされていました。
気分の激しい浮き沈みと知的障碍がゆえ、意思をうまく伝えられず、現在もホーム生活と精神病院への入・退院を繰り返している状態が続いています。
私は、当時(今も)は非常に支援の難しさを感じ、そもそも障碍とは何なのか、ということまで深く考えさせられました。
そんな厳しい状態の中でも、笑顔で感謝の言葉を直接本人とご家族からいただく事もあり、大変大きな励みになっていました。
感謝をすることと、されることの大切さを改めて教えてもらいました。
感謝一つでこれだけ支援に前向きになれるのは、はじめての経験でした。
それからは、どんな場面でも感謝をすることを大事にするようになりました。