生活介護・支援業務
私は50歳を前にして、2021年12月に当法人に入社しました。前職では20数年事務職として勤めていましたが、もっと誰かのために役に立てていることを実感できる仕事をしたいと思っていました。前職を辞めたのは別の理由もあるのですが、友人が当法人に勤めていて支援スタッフの仕事を紹介してくれたのが、入社の直接の契機でした。
福祉関係の仕事は初めてでしたが、困難を抱えている人を支援できれば自分にとってもやりがいのある仕事であろうと思ったこと、また、多様性や共生社会と言う理念・概念が大切にされるようになり、某スポーツの祭典においても、一人一人違って当たり前だと胸を張って活躍する選手たちの姿を見て、その理念をもっと肌で感じて理解し、自分の言葉で語れるようになりたいと思い、入社を決断しました。
入社後まだ間もないですが、一番大切だと感じたことは、利用者の方から信頼を得られるようになるということです。信頼関係は人間関係の基本ですが、それは介助・被介助という関係であっても同じこと、むしろ、身体の距離が近い関係であるのでより大切なことだと感じています。信頼を得るためには、利用者の方の望んでいる事や要求を汲み取ることが大切ですが、その要求も信頼関係が築けてから初めて表れるものもあるでしょうから、初めは、例えば言葉遣いや着脱した衣類を丁寧に畳む等の基本的な事を心がけ、そして、支援を受け入れて頂いた時には「ありがとうございます。」というお礼を述べることが大切な事だと思います。これからは専門的な知識も勉強して丁寧で有用な介助技能を身に付け、利用者の方から信頼を得られるよう、そして組織に役立ち、スタッフの信頼を得られるように努めていきたいと思っています。