〈障害者支援施設 城山れんげの里 サービス管理責任者 2006年入社〉
「れんげの里」は知的障害を併せ持つ自閉症の方を中心に、起床から就寝まで衣食住をはじめとする日常生活や日中の活動を支援する施設です。利用者の皆さんは10人ずつのユニット型個室で生活を営んでおり、自分のスペースを確保して安心して暮らせる環境が整っています。
自閉症の方は対人関係やコミュニケーションに障害を抱え、言葉で自分の気持ちを伝えるのが難しいという特性がありますが、私たちスタッフが注意深く行動を見守り、困難を感じている原因を見つけて接すると、自分の思いが伝わったことがわかって安心してもらえます。
中には麻雀やテレビゲームの用語を使って挨拶を交わしてくる方もいて、意図を汲み取って同じ用語を使って返答すると、期待した反応が返ってきたことに嬉しそうな表情を浮かべてくれることもあります。
そうしたピュアな感情表現に接することができると、生活支援員の仕事の醍醐味を感じますね。
対人緊張感が強く、ご家族と一緒に生活することが難しくなって入所された方が、10年以上れんげの里で暮らす間に行動が落ち着いてきて、表情も穏やかになり、月に一度お母さまと2人で食事やドライブに出かけられるようになりました。「こんな日が来るなんて夢のようです」と、喜ばれているお母さまの姿が印象的でした。
<メッセージ>
津市の「城山れんげの里」は児童療育から施設入所支援、短期入所、相談支援、診療所等の事業を実施し、自閉症児・者への総合的な支援を中心に展開しています。
施設名 | 城山れんげの里 |
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所在地 | 〒514-0818 三重県 津市 城山1丁目12‐2 |
サービス形態 | 障がい者福祉関連 / 児童福祉関連 |
法人名 | 社会福祉法人 おおすぎ |