地域密着型特別養護老人ホーム ざおう健生苑本館のストーリー│【マイナビ福祉・介護のシゴト】介護求人・転職情報

地域密着型特別養護老人ホーム ざおう健生苑本館ストーリー

健康に生きる 食べるしあわせ KENSEIKAI

わたしたちは、日々健康に「食べるしあわせ」を支える。

おいしいものを食べたときに思わずこぼれる「ん~!」という声。
それは、いつになってもいくつになっても幸せなひと時です。

食べる幸せは皆さまにとってごくごく当たり前のことのように思うかもしれませんが、
人生において、その当たり前はいつしか終わりを迎えます。

私たちの提供するサービスは、
その当たり前がいつまでも続くように、健やかな日常生活を営むことができるように、
そして、明るく家庭的な雰囲気の中幸せに暮らせるように
お客様の「となりに」寄り添う仕事です。

「となりに」寄り添うため、何が大切か考え、行動する仕事をしてみませんか。

物足りなさを感じて決めた専門分野ではない福祉の仕事

もともと高校時代陸上部の合宿に参加していた際に管理栄養士の方が話をしてくれたことがあり、それがきっかけで管理栄養士に興味を持ちました。しかし、管理栄養について活動していたのですが、“食事を作ったらそれで終わりで、食べる人がどんな反応をされているのか見ることができない”というところに少し物足りなさを感じていました。

そんな中、地元の就職先を探していたところ福祉の仕事に就いている友人からケアワーカーについての話を聞き、福祉に対する知識は全くない状態でしたが自分もやってみようと思い健生会に入りました。
ケアワーカーの仕事では、レクリエーションで利用者さまと一緒に料理をするときも、病態のことや薬の相互作用の様態を診るときも、「どんな反応をされているのか見ること」が可能です。そのため管理栄養士の知識もいろいろなところで役に立っています。

「どんな反応をされているのか見ること」から気付き、技術を習得する

配属されたのは、認知症の方のケアを主に行なっていたユニットでした。初めて接する認知症の方に、最初の頃は「どうして何度も同じことを言うの?」と思ってしまうこともありましたが、利用者さまと向き合っているうちに、利用者さまごとに独自のペースやリズムがあることがわかってきました。“この方はこうすればこんな反応が返ってくる”それに気付いたことで、利用者さまに日々穏やかに過ごしていただけるようになってきたように感じています。

また、利用者の方の食が進んでなかったり、何となくおかしいぞ?と感じた時には、食事の内容を変えてみてはどうかと提案したり、容体が急変した時には食の観点からチェックしたり、専門分野の知識や経験を生かすこともできています。

認知症の方のケアを主に行なっていたユニットでした。

初めて接する認知症の方に、最初の頃は「どうして何度も同じことを言うの?」と思ってしまうこともありましたが、利用者さまと向き合っているうちに、利用者さまごとに独自のペースやリズムがあることがわかってきました。“この方はこうすればこんな反応が返ってくる”それに気付いたことで、利用者さまに日々穏やかに過ごしていただけるようになってきたように感じています。

また、利用者の方の食が進んでなかったり、何となくおかしいぞ?と感じた時には、食事の内容を変えてみてはどうかと提案したり、容体が急変した時には食の観点からチェックしたり、専門分野の知識や経験を生かすこともできています。

もっと喜ばれる福祉をご提供するために

入社して3ヶ月経った頃に入所された方の容態が急変し、そのまま看取りになったことがありました。自分は新人でまだまだ経験も浅く、何をしてあげられることができるか悩んでいて、ずっと食に携わってきた自分にできることはないかとご家族に相談してみました。すると「マグロが好き」と教えてくださったので、マグロの握りを作ってお出ししました。ずっと食事を摂取できない状態だったのに、マグロの握りだけは食べられて、結局それがその方の最後の食事となって、そのままお亡くなりになりました。ご家族の方からは感謝の言葉をたくさんいただきましたが、何より自分がその方のためにできたことを、人生最後の喜びとしていただけたことが本当に嬉しかったです。