セルプ南風の現場のホンネ(M・Sさん)│【マイナビ福祉・介護のシゴト】介護求人・転職情報

セルプ南風現場のホンネ(M・Sさん)

M・S勤務年数:1年10か月
生活支援員 / 正職員  

ご利用者の生活支援・生活相談など日常生活の支援や、その計画の作成を行っています

セルプ南風に入社した理由は?

就職活動中に合同就職説明会で採用担当の方から話を聞いたのがきっかけでした。学生時代、ケアマネージャーをめざして勉強をしていたこともあって、当施設の話も聞かせてもらおうと思ったのです。
施設には高齢の利用者もいるので学生時代に学んだことが活かせるうえに障害のある方々の生活を支援しながら自立のお手伝いができるということに魅力を感じ、ここで働きたいという気持ちが強くなりました。
入職後は、学生時代に学んだ知識を基礎にしながら、現場ではより実践的な知識やスキルを身に付けています。
特に利用者一人ひとりの障害特性への理解を深めることが重要で、今も先輩にいろいろ教わりながら仕事に取り組んでいます。

働くうえで大切にしていることは何ですか?

一人で何とかしようとするだけでなく、時には周囲の手を借りるということです。
入職したばかりの頃、車椅子を使っている利用者のトイレを一人で介助していました。
便座から車椅子へ移ってもらうため、利用者の体を支えながら立ち上がってもらおうとしたときに、利用者のひざが急に折れ曲がり、立位を保てなくなってしまいました。幸い利用者にケガはありませんでしたが、ひとつ間違えれば…。
車椅子への移乗介助には体位保持や体重移動などコツが必要です。しかし、そのときは十分な経験がなかったにもかかわらず一人で何とかしようと考えてしまいました。
今振り返ると、利用者の安全を守る意味でも配慮が足りなかったと思います。
この経験をきっかけに、何でも一人でしようとするのではなく、先輩などに頼ることを意識するようになりました。

セルプ南風で働くことの魅力は何だと思いますか?

利用者の方が元気になられていく様子を見ると嬉しく。
たとえば以前、ある車椅子の利用者は自力で移動ができない状態でした。
食事のときも一口大に切ったパンをフォークで口元に運んであげれば、ようやくそれを食べてくれるという感じで、少し心配になったこともあります。
それが、ご本人の意欲のおかげもあって、半年や一年が経つ頃には、ご自分で食事を召し上がるようになり、食事の量も増えました。
車椅子も自分で動かせるようになり、ずいぶん元気になられたようで嬉しかったです。

今後の目標は何ですか?

法人内での勉強会や法人外研修に参加させてもらうたびに知らないことの多さに気付かされています。
たとえば、南風荘の利用者にはいらっしゃらないタイプの障害特性があることを法人外研修で知りました。
また、先日参加した強度行動障害支援の研修では、利用者向けのスケジュールボードにその日の予定を文字や絵ではなく、立体物で示すことを教わりました。「歯みがき」と文字で書いたり歯ブラシの絵を描いたりするのではなく、実際に歯ブラシと歯みがき粉をセットにしておくのです。
こうした知識をもっと身に付けたうえで、相手のことをよく理解し、その方に少しでも適切な支援をしていければと思っています。