昭和48年、日本では大規模入所施設が建設ラッシュを迎えようとしていました。そんな時代背景の中、札幌市西区西野に札幌この実会の前進である、定員僅か30名の小さな入所施設「手稲この実寮」の建設運動が始まりました。
その原動力となったのは、「一人一人の力を合わせて生活を組み立て、家庭的な雰囲気の中でごく普通の暮らしを実現させたい」という強い思いでした。
「札幌この実会」という法人名は、こうした創設当初の想いを「好む」者たちが集い、桃栗3年柿8年の喩えのように、ひとつの種から芽を出して、そこから花を咲かせ実を結ぶ「木の実」というイメージに由来しています。「好む」と「木の実」。ふたつの言葉を掛け合わせて、そこに「誰もがその人らしい生き方をしてほしい」という願いが込められています。
創設から40年以上の歳月が流れ、「札幌この実会」のみならず、この国の障がい者福祉を取り巻く環境も大きく様変わりしました。これまでの「札幌この実会」の歴史は、障がい当事者たちの笑顔を作ることに無我夢中に取り組んできた歩みそのものです。
「誰もが地域社会の中で自立した人間として暮らすこと」
「一人一人が大切にされ、その長い生涯が支えられること」
こうした想いや法人理念を失うことなく、「地域と友に創造する福祉サービス」を追求しています。
施設名 | この実サポートステーションすてっぷ |
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所在地 | 〒063-0029 北海道 札幌市西区 平和313番地20 |
アクセス |
バス JRバス42番「平和ポンプ場前」より徒歩1分 |
サービス形態 | 障がい者福祉関連 |
法人名 | 社会福祉法人札幌この実会 |