特別養護老人ホーム慈光園のストーリー│【マイナビ福祉・介護のシゴト】介護求人・転職情報

特別養護老人ホーム慈光園ストーリー

終末期のご利用者との時間の過ごし方

特養に入所されているご利用者は、人生において終末期を迎えた方が多く生活をされています。今日お元気でも、明日突然お別れがやってくることもあります。
入所されている高齢者だけでなく私たちにも同じ事が言えますが、一日の最後に「今日も生きていてよかったな」と思ってもらえるような生きがいに寄り添った関りを目指しています。
ご利用者にとって人生最後の関りが自分かもしれない、そんな貴重な現場には、たくさんの心動かされる日常があります。

嘱託医から看取りの診断が下りたら施設内では、入所前に聞き取っていた「ご利用者ご家族は最期をどのように迎えたいか」の意思を基に、今後のケアについて見直すカンファレンスを多職種で行います。
ご利用者様の状態が良い時には、住み慣れた家に一時帰宅し、ご家族ご親戚と一緒に時間を過ごして頂きます。

嘱託医から看取りの診断が下りたら施設内では、入所前に聞き取っていた「ご利用者ご家族は最期をどのように迎えたいか」の意思を基に、今後のケアについて見直すカンファレンスを多職種で行います。
ご利用者様の状態が良い時には、住み慣れた家に一時帰宅し、ご家族ご親戚と一緒に時間を過ごして頂きます。

この仕事には心動かされる日常がたくさんあります

あるご利用者の娘さんは、看取りになって毎日面会に来られていて、ちょうど娘さまの誕生日の日に「今日はお母さんに“ありがとう”を言いに来たのよ。毎年言っているけど、今年もねー」とニコニコ話されていました。
その娘さまはとてもお母さんを大事に思っておられ、ここまで生きてくれてありがとうといつも話しておられました。お元気な頃から日常的に感謝の言葉を伝えていて、その頃はありがとうと言っても「またー」と照れ臭そうにしていたのよ、と教えてくださり看取りとなった時も、今までの感謝を枕元で話されていました。そのご利用者は娘さんに看取られながら、ゆっくりと旅立たれました。
この看取りに関わる仕事でなければ、心が動かされる気持ちになることも、感動することも、気付くことが出来なかったと思います。世の中にはたくさんの職業があって、やりがいも人それぞれですが、人の愛情に触れることができるこの仕事は魅力的です。