子どもや保護者との面接や療育手帳判定に関わる心理検査、子どもへのカウンセリング、心理療法 などを行っています。
学生のときから子どもに関わる仕事がしたいと思っていましたが、児童相談所は忙しくて大変そうというイメージだったので、自分に務まるのか不安な気持ちがありました。臨任採用として1年間児童相談所で働いていたのですが、ペアになった福祉司がとても熱意があり、チームの雰囲気もよく、こういう人たちと一緒に仕事がしたいと思ったことがきっかけです。
子どもと長い間関わることができるので、子どもの変化を間近で見られるのはやりがいを感じます。家族に言いたいことが言えないというお子さんは多くいますが、関わっていく中で、ずっと言えていなかったことが言えるようになったり、自分の気持ちを表現できるようになったりしたのを見たときは嬉しいですし、やっていて良かったという気持ちになります。家庭の危機的状況が迫っているときには、自分たちがすぐに動かなければならないという使命感があり大変ではありますが、とてもやりがいのある仕事だと感じます。
新城設楽児童・障害者相談センターは、職場があまり広くないこともあり、自分以外の職員の電話の内容もよく聞いています。ケースを全員が把握しているので、電話の後にどうだったかと声をかけて気にかけてくれます。コミュニケーションが盛んなので、情報共有もしやすく、働きやすい職場だと感じます。
児童相談所と一口に言っても、実際に働いてみないとわからないことばかりだなと思います。私も入庁する前は、児童相談所は大変で忙しいというイメージを持っていました。もちろん困難に直面することもありますが、チームワークを持って乗り越えることができるので、常に一人ではないと感じられる職場です。心理系の就職先だと一人での勤務形態が多いですが、児童相談所は絶対に同じ心理職の職員がチームにいて、横のつながりもあります。チームで働くことに魅力を感じている方はぜひチャレンジしていただきたいです。