第36回介護福祉士国家試験 対策問題(こころとからだのしくみ)8
■問題
高齢者の睡眠薬の使用に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
1.依存性は生じにくい。
2.翌朝まで作用が残ることがある。
3.食事後すぐの服用が望ましい。
4.アルコールと一緒に飲んでも効果は変わらない。
5.転倒の原因にはならない。
解答と解説
■解答
2.翌朝まで作用が残ることがある。
■解説
1.(×)睡眠薬の中には、精神的・身体的な依存を強く生じさせるものがあります。長期連用する中で突然中断すると、不眠、不安、焦燥、頭痛、知覚異常などの離脱症状が出現するため注意が必要です。
2.(○)加齢に伴って代謝機能が低下するため、薬剤の成分が長時間排出されず、翌朝まで作用が持続することがあります。
3.(×)睡眠リズムに合わせて就寝時間の15~30分前に服用します。
4.(×)アルコールと睡眠薬を併用すると、互いの作用が過剰に増強され、呼吸抑制や記憶障害などを引き起こすおそれがあります。
5.(×)睡眠薬の服用により、ふらつきなどの副作用から転倒につながる可能性があります。
ささえるラボ編集部です。
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