第36回介護福祉士国家試験 対策問題(認知症の理解)7
■問題
認知症ケアの技法であるユマニチュードに関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
1.「見る」とは、離れた位置からさりげなく見守ることである。
2.「話す」とは、意識的に高いトーンの大きな声で話しかけることである。
3.「触れる」とは、指先で軽く触れることである。
4.「立つ」とは、立位をとる機会を作ることである。
5.「オートフィードバック」とは、ケアを評価することである。
解答と解説
■解答
4.「立つ」とは、立位をとる機会を作ることである。
■解説
ユマニチュードは「人間らしさを取り戻す」という意味のフランス語であり、人の関係性に着目したケア技法です。見る、話す、触れる、立つの4つの柱で構成されています。
1.(×)見る際は、正面・近い距離から視線の高さを合わせ、正直であること、平等であること、親近感を抱いていることなどを伝えます。
2.(×)話す際は、低めの大きすぎない声で前向きな言葉を使い、穏やかで心地よい状態をつくります。
3.(×)触れる際は、広い面積で触れ、つかまないでゆっくりと手を動かすことで優しさを伝えます。
4.(○)立つ時間を増やすことで、人間らしさを取り戻すことができると考えられています。
5.(×)オートフィードバックは、今行っているケアの内容を相手に対して実況的に伝えることです。
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