第36回介護福祉士国家試験 対策問題(生活支援技術)1
■問題
Gさん(79歳、女性、要介護3)は、介護老人福祉施設に入所して、3週間が経過した。施設での生活には慣れてきているが、居室でテレビを見て過ごす時間が長くなった。ある時、Gさんが、「気分転換に台所を借りて、自分でおやつを作ってみたい」と介護福祉職に話した。
Gさんのレクリエーション活動の計画作成にあたり、介護福祉職が留意すべきこととして、最も適切なものを1つ選びなさい。
1.Gさんの居室で行うようにする。
2.おやつのメニューは、介護福祉職が選ぶ。
3.施設のレクリエーション財を優先する。
4.集団で行うことを優先する。
5.おやつ作りをきっかけに、施設生活に楽しみがもてるようにする。
解答と解説
■解答
5.おやつ作りをきっかけに、施設生活に楽しみがもてるようにする。
■解説
1.(×)居室で過ごすことが多くなっているGさんが、おやつ作りを通して他者と触れ合い、関係性を構築するきっかけになるよう導くことが大切です。
2.(×)おやつのメニューを自ら選ぶことで、Gさんの意欲がさらに高まる可能性があります。
3.(×)Gさんが意欲を見せた貴重な機会であり、必ずしも施設のレクリエーション財を優先する必要はありません。
4.(×)利用者の意欲を高める支援を行うことが優先されるべきであり、集団での実施にこだわる必要はありません。集団で行うことに関しても、Gさんと相談して決定することが適切だと考えられます。
5.(○)Gさんが示した意欲を生かし、自主的な活動を契機として施設生活に楽しみを持てるようにすることが最も適切です。
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