第36回介護福祉士国家試験 対策問題(こころとからだのしくみ)9
■問題
大切な人を亡くした後にみられる、寂しさやむなしさ、無力感などの精神的反応や、睡眠障害、食欲不振、疲労感などの身体的反応を表すものとして、最も適切なものを1つ選びなさい。
1.認知症(dementia)
2.グリーフ(grief)
3.リビングウィル(living will)
4.スピリチュアル(spiritual)
5.パニック障害(panic disorder)
解答と解説
■解答
2.グリーフ(grief)
■解説
1.(×)認知症の原因は脳の器質的変化であり、看取り後の身体的反応とは関連しません。
2.(○)グリーフとは「悲嘆」「深い悲しみ」の意であり、大切な人を亡くした家族の心情に寄り添い、立ち直るまでの過程を支援することをグリーフケアといいます。
3.(×)リビングウィルは、意思決定能力を失ったときに備え、延命治療や緩和ケアについての本人の希望を記しておく事前指示書です。
4.(×)スピリチュアルとは、終末期において自身の人生と向き合い、生や死、病気の意味などについて思いを巡らせることを指します。
5.(×)パニック障害は不安障害の一種であり、突然の動悸、息苦しさ、めまい、発汗、冷感、手足の震えなど、強い恐怖感を伴うパニック発作を繰り返します。
ささえるラボ編集部です。
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