第36回介護福祉士国家試験 対策問題(発達と老化の理解)6
■問題
老年期の変形性膝関節症(knee osteoarthritis)に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
1.外反型の脚の変形を伴うことが多い。
2.女性のほうが男性より罹患率(りかんりつ)が高い。
3.積極的に患部を冷やすことを勧める。
4.正座の生活習慣を勧める。
5.肥満のある人には積極的に階段を利用するように勧める。
解答と解説
■解答
2.女性のほうが男性より罹患率(りかんりつ)が高い。
■解説
1.(×)変形性膝関節症では、膝が外側に広がるO脚変形(内反膝)が起こりやすく、膝の内側に痛みや変形が出やすいことが特徴です。
2.(○)変形性膝関節症は50代以上の女性に好発し、男女比は1:4といわれています。
3.(×)慢性化する痛みに対しては、温めて血液循環を促進することで軽減することができます。
4.(×)正座は膝関節への負担が大きいため、避けるよう指導します。
5.(×)肥満がある場合は膝への負担が増大するため、階段よりもエスカレーターやエレベーターの利用を勧めます。
ささえるラボ編集部です。
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