本日の一問一答
領域:こころとからだのしくみ
高齢者の大腿骨頸部骨折(だいたいこつけいぶこっせつ)(femoral neck fracture)に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
1.転落によって生じることが最も多い。
2.骨折(fracture)の直後は無症状である。
3.リハビリテーションを早期に開始する。
4.保存的治療を行う。
5.予後は良好である。
解答と解説
■解答
3.リハビリテーションを早期に開始する。
■解説
1.(×)高齢者の大腿骨頸部骨折は、転落ではなく転倒によるものが最も多くなっています。
2.(×)骨折直後から疼痛が生じ、立位や歩行が困難となります。
3.(○)できるだけ術後早期からリハビリテーションを開始し、長期臥床による筋力低下、褥瘡、肺炎、認知症発症などを予防することが適切です。
4.(×)保存的治療に伴う長期臥床により、ロコモティブシンドローム(運動器障害による移動機能の低下)を引き起こして、寝たきりや要介護状態につながる可能性があります。
5.(×)高齢者の大腿骨頸部骨折では、術後も歩行に対する様々な介助が必要となるケースが多く、概して予後良好とはいえません。
ささえるラボ編集部です。
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