第36回介護福祉士国家試験 対策問題(生活支援技術)17
■問題
テーブルで食事の介護を行うときの留意点に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
1.車いすで食事をするときは、足をフットサポートから下ろして床につける。
2.片麻痺(かたまひ)があるときは、患側の上肢を膝の上にのせる。
3.スプーンを使うときは、下顎を上げた姿勢にして食べ物を口に入れる。
4.利用者に声をかけるときは、食べ物を口に入れてから行う。
5.食事をしているときは、大きな音でテレビをつけておく。
解答と解説
■解答
1.車いすで食事をするときは、足をフットサポートから下ろして床につける。
■解説
1.(○)車いすで食事をする際は、フットサポートから足を下ろして床に着けると姿勢が安定します。
2.(×)片麻痺がある場合は、患側の上肢をテーブルの上に乗せると姿勢が安定します。
3.(×)下顎を上げた姿勢では誤嚥を起こしやすいため、軽く顎を引いた姿勢で食べ物を口に入れるようにします。
4.(×)食べ物を咀嚼しているときに話しかけると、誤嚥を招くおそれがあります。
5.(×)食事中にテレビから大きな音がしていると、食事に集中できず誤嚥などを起こしやすくなります。また、むせ込みなどの異音に介助者が気付けないリスクもあるため、大きな音にすることは推奨されません。
ささえるラボ編集部です。
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