本日の一問一答
領域:総合問題
次の事例を読んで答えなさい。
〔事 例〕
Kさん(80歳、女性)は夫が亡くなった後、自宅で一人暮らしをしていた。ある日、一人娘のLさんが訪ねると、ごみが散乱しており、冷蔵庫の中には古くなった食材がたくさん入っていた。
変化に驚いたLさんはKさんと病院を受診したところ、認知症(dementia)と診断された。Lさんは、Kさんに家庭的な雰囲気の中で生活をしてほしいと考えた。その結果、Kさんは認知症対応型共同生活介護(グループホーム)を利用することになった。
入居して1週間が経過し、Kさんと関わったM介護福祉職は、Kさんは短期記憶の低下により、最近の出来事については話すことは難しいが、自分が学校に通っていた頃の話や、子どもの頃に歌っていた歌については生き生きと話すことを確認した。
認知症対応型共同生活介護(グループホーム)を利用するKさんの要介護度に変更があった場合に影響があるものとして、適切なものを1つ選びなさい。
1.介護保険料
2.認知症対応型共同生活介護費
3.介護サービスの利用者負担割合
4.食費
5.居住費
解答と解説
■解答
2.認知症対応型共同生活介護費
■解説
1.(×)介護保険料は、保険者(市町村)ごとに所得段階別に設定されています。
2.(○)認知症対応型共同生活介護費は、グループホームを利用する際の介護サービス費であり、要介護度に応じて介護報酬が決められています。基本的に要介護度が重くなるほど高くなるように設定されているため、利用者の要介護度の変更による影響を受けます。
3.(×)介護サービスの利用者負担割合は、所得に応じて1~3割に設定されるため、要介護度が変更になっても影響を受けることはありません。
4.(×)食費などの生活費は施設により異なりますが、要介護度に影響を受けることはありません。
5.(×)居住費は、居室の広さや施設の設備、立地などにより異なります。
ささえるラボ編集部です。
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