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介護の研修・勉強会、おすすめネタ8選

介護の研修・勉強会、おすすめネタ8選

介護施設で行う勉強会や研修のおすすめネタをご紹介します!受講者を参加者へ!そして当事者へ!【回答者:大庭 欣二】


本日のお悩み

ユニットで、持ち回りで勉強会をやっているのですが、ネタが尽きてしまいました。
おすすめの勉強会ネタを教えてください。

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受講者を参加者へ!そして当事者へ!

大庭 欣二

https://mynavi-kaigo.jp/media/users/11

福岡福祉向上委員会 代表

持ち回りで勉強会をしているのですね。
ネタが尽きたとありますが、介護に係る学びは無尽蔵です。「さらに広く・さらに深く」と考えればいくらでもありますよ。

一般的に取り上げられやすい、介護の勉強会ネタ

まずは、一般的に取り上げられるものをいくつか挙げてみましょう。
以下は、サービス種別により、必要研修項目としても挙げられていますが、ただ単に、「定められているから、1年に1回やりました。」ではなく、実践を意識し、企画するといいですね。

認知症への理解

分かっているようで、実は理解が出来ていないことが多い認知症への理解。項目を並べますが、それぞれをゆっくりと学んでほしいと思います。認知症の方の「コミュニケーション」「生活環境づくり」「アセスメント」「医学的アプローチ」「非薬物的介入」などは、介護をする上では必ず知っておきたいですね。

ケアプランの理解

ケアプランの理解も必要ですね。それに関連して、「ケアプランとは」「自立支援について」「介護支援専門員の役割」「ニーズの理解」「効果的なアセスメント」「記録の書き方・読み方」なども職員さんで共通理解をしておけば、ケアの質も上がると思います。

リスク管理・感染症対策

リスク管理・感染症対策は、今こそ徹底すべき単元ですね。これらは、座学ではなく、実際の場面に合わせて、シミュレーションをするとよいと思います。特にコロナ禍の現在、実際にレッドゾーンとグリーンゾーンに分けてのゾーニングを行うのもいいですね。

接遇・コンプライアンス

接遇・コンプライアンスも介護事業所では必須です。いまだに、悲しくなるような言葉遣いやふるまいがみられる介護事業所も少なくありません。接遇に関しては、ビデオを撮って、日常の状態を確認したりするのも効果的ですね。皆さんが当たり前に接遇をできるように、繰り返しやる必要があります。

虐待防止・身体拘束

虐待防止・身体拘束も必ず行っているかと思います。しかしながら、介護施設における虐待の残念なニュースは無くならないですよね。「権利擁護等に関する基本的理解について」「身体拘束禁止とは?」「不適切なケアの要因」「私たちが取り組む具体的な手順」のような単元ごとに学ぶといいですね。

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今おすすめの、研修・勉強会

コロナ禍で大変だからこそ、おすすめの研修は以下の3つです。

職員同士のコミュニケーション

さまざまなグループワークを取り入れ、楽しみながら参加できる研修です。傾聴や共感、自己理解と自己開示、他者理解やチームビルディングなど、4~5人ごとのチームに分かれ、ワイワイと笑顔があふれる時間となるでしょう。
この研修の良いところは、研修後に参加者さん同士の距離がぐっと縮まることです。「最近、みんな疲れているようだな」と感じたときに行うのが効果的です。

ストレスケア

マスクを常につけ、楽しいイベントや飲み会への参加も控え、職場外での友人と会う機会もめっきりと減り、皆さん知らず知らずのうちにストレスを相当ためていると思います。
ストレスの仕組みを知り、今の自分とゆっくりと向き合う時間。しんどいのは自分だけではないという安心感。想いを仲間と共有し、心を解き放つ解放感。そんな時間を少しとるだけでも、明日からの過ごし方が変わる気がします。

アンガーマネジメント

この2年半ほど、世の中がギスギスしている気がしませんか。職場の中ではいかがでしょうか。
アンガーマネジメントの学びを少しするだけで、心が穏やかになる気がします。「怒るな」ではなく、「怒り」の仕組みを知ること。「~すべき」という固定概念からの脱却や、「6秒ルール」などを知っておくと、職場の中に笑顔が戻ってくるでしょう。

勉強会のコツは、「参加者」になってもらうこと

以上、いろいろな研修を紹介しましたが、気を付けたいのは「一方通行」にならないことです。
受講者には、必ず発言やワークで「参加者」になってもらい、実践における「当事者」に変容してもらうことを意識した研修であることです。
そうすれば、職場の意識や雰囲気が大きく変わり、不思議と利用者さんへの介護の質も上がり、利用者さんの表情やADLも変化していきます。
ぜひ体感してみてください。

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