本日の一問一答
領域:生活支援技術
Lさん(78歳、男性)は、脳梗塞後遺症による右片麻痺(みぎかたまひ)がある。妻の介護疲れで、3日前から介護老人保健施設の短期入所療養介護(ショートステイ)を利用している。入所以降、Lさんは日中もベッドで横になっていることが多かったため、介護福祉職がLさんに話を聞くと、「夜、眠れなくて困っている」と訴えた。
介護福祉職のLさんへの対応として、最も適切なものを1つ選びなさい。
1.施設の起床時間や消灯時間をわかりやすく伝える。
2.眠ろうとする意志が大切だと説明する。
3.自宅での睡眠の状況について詳しく尋ねる。
4.日中の睡眠の必要性を伝える。
5.睡眠薬の服用について提案する。
解答と解説
■解答
3.自宅での睡眠の状況について詳しく尋ねる。
■解説
1.(×)施設のルールが分からないために夜眠れなくて困っているわけではないと考えられます。
2.(×)眠ろうという意志があるからこそ困っています。また、眠りを意識しすぎると交感神経が優位となるため、ますます覚醒してしまいます。
3.(○)自宅での通常の睡眠時間や、睡眠時の環境などの情報を収集し、問題の原因を分析することが適切です。
4.(×)日中に適度な運動や活動を促すことで、夜間の入眠困難が軽減する可能性があります。
5.(×)睡眠薬は医師の判断で処方されるものであり、その判断に必要な情報を報告するにとどめます。
ささえるラボ編集部です。
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