本日の一問一答
領域:発達と老化の理解
高齢者の転倒に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
1.介護が必要になる原因は、転倒による骨折(fracture)が最も多い。
2.服用する薬剤と転倒は、関連がある。
3.転倒による骨折の部位は、足首が最も多い。
4.転倒の場所は、屋内では浴室が最も多い。
5.過去に転倒したことがあると、再度の転倒の危険性は低くなる。
解答と解説
■解答
2.服用する薬剤と転倒は、関連がある。
■解説
1.(×)介護が必要となった原因として最も多いのは認知症であり、次いで脳血管疾患、高齢による衰弱、骨折・転倒の順となっています。
2.(○)高齢者が処方される多くの薬にふらつきやめまい、眠気などの副作用が認められており、転倒を誘発する可能性は高いといえます。
3.(×)転倒による骨折部位は大腿部近位部が最も多く、要介護状態に至る大きな原因となっています。
4.(×)屋内において転倒した場所で多いのは、寝室や居間です。
5.(×)過去に転倒したことがある場合は、その原因となった筋力低下や環境などリスクが解消されない限り、再転倒する危険性は高いといえます。
ささえるラボ編集部です。
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