第35回介護福祉士国家試験 対策問題(生活支援技術)
■問題
耳の清潔に関する介護福祉職の対応として、最も適切なものを1つ選びなさい。
1.耳垢(じこう)の状態を観察した。
2.綿棒を外耳道の入口から3cm程度挿入した。
3.耳介を上前方に軽く引きながら、耳垢を除去した。
4.蒸しタオルで耳垢塞栓(じこうそくせん)を柔らかくして除去した。
5.耳かきを使用して、耳垢を毎日除去した。
解答と解説
■解答
1.耳垢(じこう)の状態を観察した。
■解説
1.(○)耳垢の状態を観察し、必要に応じて耳垢除去を行ったり、耳鼻科受診を検討したりすることが適切です。
2.(×)綿棒の挿入は、外耳道の入口から1cmまでとします。
3.(×)耳垢除去の際は、耳介を上後方に軽く引くと内部が奥まで見えやすくなります。
4.(×)耳垢塞栓の除去は医行為であり、介護福祉職が行うことはできません。耳鼻科にて専門的な処置を受ける必要があります。
5.(×)耳垢の除去を過度に行うと外耳道を傷つけ、外耳炎などを引き起こす可能性があります。耳垢除去は、2週間~1か月に1回程度が適切です。
ささえるラボ編集部です。
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