第36回介護福祉士国家試験 対策問題(障害の理解)3
■問題
Cさん(3歳)は、24時間の人工呼吸器管理、栄養管理と体温管理が必要であり、母親(32歳)が生活全般を支えている。Cさんの母親は、「発達支援やショートステイを活用したいのに、市内に事業所がない。ほかにも困っている家族がいる」とD相談支援専門員に伝えた。
D相談支援専門員が、課題の解決に向けて市(自立支援)協議会に働きかけたところ、市内に該当する事業所がないことが明らかになった。
この事例で、地域におけるサービスの不足を解決するために、市(自立支援)協議会に期待される機能・役割として、最も適切なものを1つ選びなさい。
1.困難な事例や資源不足についての情報の発信
2.権利擁護に関する取り組みの展開
3.地域の社会資源の開発
4.構成員の資質向上
5.基幹相談支援センターの運営評価
解答と解説
■解答
3.地域の社会資源の開発
■解説
市(自立支援)協議会には、情報機能、調整機能、開発機能、教育機能、権利擁護機能、評価機能という6つの機能があります。
1.(×)困難な事例や資源不足についての情報の発信は、情報機能に該当します。
2.(×)権利擁護に関する取り組みの展開は、権利擁護機能に該当します。
3.(○)地域の社会資源の開発は、開発機能に該当します。地域におけるサービスの不足を解決するための機能として最も適切です。
4.(×)構成員の資質向上は、教育機能に該当します。
5.(×)基幹相談支援センターの運営評価は、評価機能に該当します。
ささえるラボ編集部です。
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