第36回介護福祉士国家試験 対策問題(生活支援技術)4
■問題
睡眠の環境を整える介護に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
1.マットレスは、腰が深く沈む柔らかさのものにする。
2.枕は、頸部(けいぶ)が前屈する高さにする。
3.寝床内の温度を20℃に調整する。
4.臭気がこもらないように、寝室の換気をする。
5.睡眠状態を観察できるように、寝室のドアは開けておく。
解答と解説
■解答
4.臭気がこもらないように、寝室の換気をする。
■解説
1.(×)腰が深く沈む柔らかさでは、体圧が集中し過ぎて腰に負担がかかります。
2.(×)頸部が前屈する高さの枕では、気道が圧迫されて呼吸しにくくなります。
3.(×)寝室環境において、寝床内温度は30℃前後、室温は16~20℃程度、湿度は40~60%程度に調整することが推奨されています。
4.(○)停滞した空気が含む臭気はストレスの原因にもなります。寝室の換気を行うことで二酸化炭素濃度の改善も可能となり、睡眠の質を上げる効果が期待できます。
5.(×)プライバシーを確保するため、寝室のドアは閉めておきます。
ささえるラボ編集部です。
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