本日の一問一答
領域:介護の基本
高齢者のリハビリテーションに関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
1.機能訓練は、1回の量を少なくして複数回に分けて行う。
2.基本的な動作を行う訓練は、物理療法である。
3.関節障害のある人の筋力訓練は、関節を積極的に動かすことが効果的である。
4.パーキンソン病(Parkinson disease)の人の訓練では、体幹をひねることは避ける。
5.関節リウマチ(rheumatoid arthritis)の人の訓練は、朝に行うことが効果的である。
解答と解説
■解答
1.機能訓練は、1回の量を少なくして複数回に分けて行う。
■解説
1.(○)体力が低下した高齢者のリハビリテーションでは、負荷がかかり過ぎないように1回の量を少なくし、複数回に分けて継続的に行うことが効果的です。
2.(×)基本的な動作の維持・改善を図る訓練は、作業療法です。物理療法は、電気や温熱、光線などを用いて運動機能の維持・改善を図るものです。
3.(×)関節障害のある人の筋力訓練では、積極的に動かすことで関節を痛めてしまう可能性があるため、関節周囲の筋力増強などを図ります。
4.(×)パーキンソン病の人の訓練では、体幹の筋力増強を図り、回旋を可能にすることで小刻み歩行を予防します。体幹をひねることは効果的であり、転倒防止のため座位で行われます。
5.(×)関節リウマチでは、多くが朝に関節のこわばりを生じるため、訓練は症状が落ち着いた日中に行うことが効果的です。
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