本日の一問一答
領域:生活支援技術
利用者の状態に応じた清潔の介護に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
1.乾燥性皮膚疾患がある場合、弱アルカリ性の石鹸(せっけん)で洗う。
2.人工透析をしている場合、柔らかいタオルでからだを洗う。
3.褥瘡(じょくそう)がある場合、石鹸をつけた指で褥瘡部をこすって洗う。
4.糖尿病性神経障害(diabetic neuropathy)がある場合、足の指の間はナイロンたわしで洗う。
5.浮腫のある部位は、タオルを強く押し当てて洗う。
解答と解説
■解答
2.人工透析をしている場合、柔らかいタオルでからだを洗う。
■解説
1.(×)弱アルカリ性の石鹸は刺激が強いため、特に乾燥性皮膚疾患がある場合では皮膚症状を増悪させる可能性があります。石鹸は、弱酸性のものを使用することが適切です。
2.(○)人工透析をしている場合は、透析治療による除水などにより、皮膚は水分量が少なくなり、乾燥しやすくなっています。乾燥した皮膚は傷付きやすいため、柔らかいタオルを用いて優しく
洗うことが適切です。
3.(×)褥瘡部を石鹸を付けた指でこすると、刺激が強すぎて症状を増悪させる可能性があります。
4.(×)ナイロンたわしは摩擦力が高いため、糖尿病性神経障害などで感覚が鈍麻している部位に使用すると、皮膚を傷付けて炎症を招くおそれがあります。
5.(×)浮腫のある部位は皮膚が薄く傷付きやすいことから、柔らかいタオルで丁寧に洗うことが適切です。
ささえるラボ編集部です。
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