本日の一問一答
領域:総合問題
次の事例を読んで答えなさい。
〔事 例〕
Bさん(45歳、女性)はアパートで一人暮らしをしていた。家族や親戚との付き合いはなかったが、趣味も多く、充実した生活を送っていた。
ある日、車で買物に行く途中、交通事故を起こし、U病院に救急搬送され手術を受けた。
手術の数日後、医師から、頸髄損傷(けいずいそんしょう)(cervical cord injury)があり、第5頸髄節(けいずいせつ)まで機能残存するための手術をしたこと、今後の治療方針、リハビリテーションによって今後の生活がどこまで可能になるかについて、丁寧に説明を受けた。
その後、Bさんは希望どおり障害者支援施設に入所した。入所した施設では、C介護福祉職がBさんの担当になった。C介護福祉職は、Bさんから、「日常生活で、もっと自分でできることを増やし、いずれは地域で生活したい」と言われた。そこでC介護福祉職は、施設内の他職種と連携して支援を行う必要があると考えた。
C介護福祉職が連携する他職種とその業務内容に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
1.工作などの作業を行いながら身体機能の回復を図るために、看護師と連携する。
2.運動機能の維持・改善を図るために、理学療法士と連携する。
3.趣味活動を増やすことを目的に、管理栄養士と連携する。
4.活用できる地域のインフォーマルサービスを検討するために、義肢装具士と連携する。
5.栄養状態の面から健康増進を図るために、社会福祉士と連携する。
解答と解説
■解答
2.運動機能の維持・改善を図るために、理学療法士と連携する。
■解説
1.(×)工作などの作業を行いながら身体機能の回復を図るためには、作業療法士と連携することが適切です。
2.(○)理学療法士は、運動機能の維持・改善を図るスペシャリストであり、Bさんの「もっと自分でできることを増やしたい」という希望にこたえることが可能です。
3.(×)趣味活動に関する支援を行うのは、介護福祉職です。
4.(×)活用できる地域のインフォーマルサービスを検討するのは、社会福祉士や介護支援専門員(ケアマネジャー)です。
5.(×)栄養状態の面から健康増進を図るためには、管理栄養士と連携することが適切です。
ささえるラボ編集部です。
福祉・介護の仕事にたずさわるみなさまに役立つ情報をお届けします!
「マイナビ福祉・介護のシゴト」が運営しています。