第35回介護福祉士国家試験 対策問題(社会の理解)
■問題
2016年(平成28年)に閣議決定された、「ニッポン一億総活躍プラン」にある「地域共生社会の実現」に関する記述として、最も適切なものを1つ選びなさい。
1.日本型福祉社会の創造
2.我が事・丸ごとの地域づくり
3.健康で文化的な最低限度の生活の保障
4.社会保障と税の一体改革
5.皆保険・皆年金体制の実現
解答と解説
■解答
2.我が事・丸ごとの地域づくり
■解説
1.(×)日本型福祉社会の創造は、1979年(昭和54年)に提言された福祉政策の方向性です。国の福祉政策が見直される中で、家庭責任が強調された点に課題がありました。
2.(○)地域共生社会の実現に向けて、地域づくりを他人事ではなく我が事として受け止めること、公的支援を縦割りから丸ごとへ転換することなどが、改革の方向性とされました。
3.(×)健康で文化的な最低限度の生活の保障は、日本国憲法第25条に定められた生存権を意味します。
4.(×)2012年(平成24年)に提言された社会保障と税の一体改革は、社会保障制度を財政的にも仕組み的にも安定させる目的で、消費税引上げによる増収分をすべて社会保障に充てるという内容でした。
5.(×)皆保険・皆年金体制は、国民健康保険法の改正と国民年金法の成立を受け、1961年(昭和36年)に実現しました。
ささえるラボ編集部です。
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