第35回介護福祉士国家試験 対策問題(社会の理解)
■問題
「2016年(平成28年)生活のしづらさなどに関する調査(全国在宅障害児・者等実態調査)」(厚生労働省)における身体障害、知的障害、精神障害の近年の状況に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
1.最も人数の多い障害は、知的障害である。
2.施設入所者の割合が最も高い障害は、身体障害である。
3.在宅の身体障害者のうち、65歳以上の割合は7割を超えている。
4.在宅の知的障害者の数は、減少傾向にある。
5.精神障害者の8割は、精神障害者保健福祉手帳を所持している。
解答と解説
■解答
3.在宅の身体障害者のうち、65歳以上の割合は7割を超えている。
■解説
1.(×)障害者の総数(推計値)936.6万人のうち、最も人数が多いのは46.5%を占める身体障害(436.0万人)です。
2.(×)施設入所者の割合が最も高い障害は、知的障害(11.1%)です。
3.(○)在宅の身体障害者(428.7万人)のうち、65歳以上は311.2万人であり、割合は7割を超えています(72.6%)。
4.(×)在宅の知的障害者の数は96.2万人であり、2011年(平成23年)に比べて約34万人増加しています。
5.(×)精神障害者392.4万人のうち、精神障害者保健福祉手帳を所持しているのは84.1万人であり、2割程度となっています。
ささえるラボ編集部です。
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