第35回介護福祉士国家試験 対策問題(こころとからだのしくみ)
■問題
老化に伴う視覚機能の変化に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
1.水晶体が茶色になる。
2.遠くのものが見えやすくなる。
3.明暗に順応する時間が長くなる。
4.ピントの調節が速くなる。
5.涙の量が増える。
解答と解説
■解答
3.明暗に順応する時間が長くなる。
■解説
1.(×)加齢に伴って水晶体が白く濁ってくるため、光が網膜に届かなくなって視力が低下します。これが加齢性(老人性)白内障という疾患です。
2.(×)水晶体の調節力が低下するため、老化に伴って視力は全般に低下します。
3.(○)網膜に入る光量を調節する虹彩の機能低下により、明暗順応の時間は遅滞します。
4.(×)加齢に伴って筋力が低下するため、毛様体のピント調節機能は低下します。
5.(×)加齢により涙腺の機能が低下するため、涙液量が減少して目が乾きやすくなります(ドライアイ)。
ささえるラボ編集部です。
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