第36回介護福祉士国家試験 対策問題(生活支援技術)5
■問題
T字杖(じつえ)を用いて歩行する左片麻痺(ひだりかたまひ)の利用者が、20cm幅の溝をまたぐときの介護方法として、最も適切なものを1つ選びなさい。
1.杖は、左手に持ちかえてもらう。
2.杖は、溝の手前に突いてもらう。
3.溝は、右足からまたいでもらう。
4.遠い方向を見てもらう。
5.またいだ後は、両足をそろえてもらう。
解答と解説
■解答
5.またいだ後は、両足をそろえてもらう。
■解説
1.(×)杖は、健側である右手で持つことが適切です。
2.(×)杖を溝の向こう側に突き、体のバランスを取りながら溝をまたぐようにします。
3.(×)片麻痺がある場合は、健側で持った杖→患側の足→健側の足の順で溝をまたぐことが適切です。左片麻痺であれば、溝をまたぐのは患側である左足が先となります。
4.(×)遠い方向を見ていては足元が確認できません。
5.(○)溝をまたぐような大きな動作の後はバランスを崩しやすいため、一度両足をそろえて安定させます。
ささえるラボ編集部です。
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