第36回介護福祉士国家試験 対策問題(障害の理解)4
■問題
1960年代のアメリカにおける自立生活運動(IL運動)に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
1.障害があっても障害のない人々と同じ生活を送る。
2.一度失った地位、名誉、特権などを回復する。
3.自分で意思決定をして生活する。
4.医療職が機能回復訓練を行う。
5.障害者の社会への完全参加と平等を促進する。
解答と解説
■解答
3.自分で意思決定をして生活する。
■解説
1.(×)ノーマライゼーションに関する説明です。
2.(×)全人権的復権(リハビリテーション)に関する説明です。
3.(○)自立生活運動(IL運動)は、重度身体障害を抱える米国の学生が、環境上の理由から大学の学生寮に入れなかったことに対して、抗議運動を行ったことが契機となって始まりました。障害者が自立的な生活を送るために必要な社会体制や意識変革を求める社会運動であり、自己決定の尊重が主張されています。
4.(×)機能訓練指導員によるリハビリテーションに関する説明です。
5.(×)国際障害者年(1981年)のテーマとされました。
ささえるラボ編集部です。
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