第36回介護福祉士国家試験 対策問題(社会の理解)5
■問題
我が国の「障害者権利条約」の批准(2014年(平成26年))に向けて行われた、障害者基本法の改正(2011年(平成23年))で新たに法律上に規定されたものとして、適切なものを1つ選びなさい。
(注)「障害者権利条約」とは、国際連合の「障害者の権利に関する条約」のことである。
1.自立支援医療(精神通院医療)の開始
2.共同生活援助(グループホーム)の制度化
3.成年後見制度の創設
4.社会的障壁の除去
5.東京2020パラリンピック競技大会の開催
解答と解説
■解答
4.社会的障壁の除去
■解説
1.(×)自立支援医療(精神通院医療)は、かつては障害の種類に応じて身体障害者福祉法、知的障害者福祉法、精神保健福祉法などに規定されていましたが、2006年(平成18年)施行の障害者自立支援法により一元化されました。
2.(×)共同生活援助(グループホーム)は、障害者自立支援法の成立により2006年(平成18年)に制度化されました。
3.(×)成年後見制度は、民法改正に伴い1999年(平成11年)に創設されました。
4.(○)2011年(平成23年)の障害者基本法改正で新たに法律上に規定されたのは、社会的障壁の除去です。
5.(×)パラリンピックは共生社会の実現の促進をめざして開催されていますが、障害者基本法の改正で規定されたものではありません。
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