第36回介護福祉士国家試験 対策問題(生活支援技術)14
■問題
利用者の障害特性に適した福祉用具の選択に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
1.言語機能障害の利用者には、ストッキングエイドの使用を勧める。
2.全盲の利用者には、音声ガイド付き電磁調理器の使用を勧める。
3.聴覚障害の利用者には、床置き式手すりの使用を勧める。
4.右片麻痺(みぎかたまひ)の利用者には、交互型歩行器の使用を勧める。
5.肘関節拘縮の利用者には、座位時に体圧分散クッションの使用を勧める。
解答と解説
■解答
2.全盲の利用者には、音声ガイド付き電磁調理器の使用を勧める。
■解説
1.(×)ストッキングエイドは、足先まで手が届きにくい人が使用する福祉用具です。膝や腰の障害により、靴下やストッキングを履きにくい人に適しています。
2.(○)音声ガイド付き電磁調理器は、全盲であっても耳からの情報で安全に使用できます。
3.(×)床置き式手すりは、布団からの起き上がりや、座った状態からの立ち上がりを補助する福祉用具です。
4.(×)交互型歩行器は、左右のフレームを個々に動かすことで進む福祉用具です。四肢の筋力低下がみられる場合などには有用ですが、片麻痺の利用者では転倒リスクがあります。
5.(×)体圧分散クッションは、身体にかかる圧力を分散させる福祉用具であり、体位変換の際などに用いられます。
ささえるラボ編集部です。
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