第36回介護福祉士国家試験 対策問題(生活支援技術)13
■問題
介護老人福祉施設に入所している利用者の看取りにおける、介護福祉職による家族への支援として、最も適切なものを1つ選びなさい。
1.利用者の介護は、介護福祉職が最期まで行い、家族には控えてもらう。
2.利用者の反応がないときには、声をかけることを控えるように伝える。
3.利用者の死後は、毎日電話をして、家族の状況を確認する。
4.利用者の死後は、気分を切り替えるように家族を励ます。
5.家族が悔いが残ると言ったときは、話を聴く。
解答と解説
■解答
5.家族が悔いが残ると言ったときは、話を聴く。
■解説
1.(×)最期まで家族が立ち会えるよう準備を整え、ケアにも参加してもらうことが適切です。
2.(×)聴覚は最期まで保たれていることが多いため、反応がなくても声をかけるよう家族に伝えます。
3.(×)毎日の電話では、看取ったばかりである家族の心身への負担となる可能性が高いと考えられます。
4.(×)家族の寂しさや不安などの思いを傾聴する姿勢が大切な時期であり、安易な励ましは不適切です。
5.(○)他人から見てどんなに介護を尽くしていても、本人には後悔が残る場合があります。話を傾聴して気持ちに寄り添い、自らの介護を肯定的に評価できるよう精神的なサポートを行うことが重要です。
ささえるラボ編集部です。
福祉・介護の仕事にたずさわるみなさまに役立つ情報をお届けします!
「マイナビ福祉・介護のシゴト」が運営しています。