本日のお悩み
コロナ禍で自己研鑽をしたいと思って数か月 先生方おすすめの、これを読んでおけという本を教えてください。わたくしは、介護職6年目女性です。
介護職員として専門性を磨く
コロナ禍においても、学び続けることはとても大切ですね。介護職員の自己研鑽のための著書や専門書はたくさんあるので、どれを読めばいいものか迷ってしまいますよね。選書する際には、まずは
・人間関係
・介護技術方法
の2つにカテゴリーを大きく分けて考えてみましょう。
■「人間関係」おすすめの書籍
介護には、ご利用者、ご利用者家族、職員、他職種の方々とのコミュニケーション能力は必須です。しかし、コミュニケーションが上手く取れずに人間関係に悩む方が多いのも事実。そこで「人間関係」カテゴリーで私がお薦めしたい本が完訳「七つの習慣」(著者:スティーブン・R・コヴィ)です。
コロナ禍によってこれまでとは異なった価値観が猛スピードで生まれ、変化する昨今。そんな時代だからこそ、ブレない「人生の軸」をこの本で確認してみてはいかがでしょうか。こちらの著書では人との関わり合いがある世の中で最も大切なことは何かがわかっていきます。そこで人との関わり合い方が自然に理解できると思います。
■「介護技術方法」おすすめの書籍
次に「介護技術方法」に関する文献について。介護技術と言えば、身体介護をイメージすると思いますが、ここで基本に戻って、自分の介護技術の振り返りをしてみてはいかがでしょうか。介護は根拠に基づき技術を提供いたします。「さて自分は我流の介護になっていないか?」確認をすることも大切です。
そこでおすすめなのが理学療法士でもある三好春樹先生の著書「きほんの基」です。ベテランさんになればなるほど基本の確認をして欲しいと思います。そこで、気づいたり修正することは、さらにブラッシュアップしたことになると思います。頑張ってください。
編集部より
いつも「お悩み相談室」で皆さんの相談に乗ってくださっている羽吹さゆり先生の著書『親をキライにならない為の家族介護のススメ:親の介護は愛ある不完璧でラクになる』が発売になりました!
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・(有)⽻吹デザイン事務所介護事業部アモールファティ代表
・アモールファティスクール⻑
介護福祉⼠/介護⽀援専⾨員/介護技術指導員/⽇本語教員/社会科教員
介護職員実務者教員/社会福祉主事任⽤
理論と経験に基づく「優しく丁寧に美しい介護」を理念に実践的な介護技術研修/コミュニケーション研修及び介護離職防止の為一般企業様向けに「介護セミナー」を実施しています。