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ささえるラボ編集部です。 福祉・介護の仕事にたずさわるみなさまに役立つ情報をお届けします! 「マイナビ福祉・介護のシゴト」が運営しています。
履歴書作成時に知っておきたいポイント
特に履歴書は、自分のアピールポイントや保有する技術や資格などを採用担当者に知ってもらうための大切なものです。採用担当者の目に留まり、この人と面接したいと思ってもらえるような履歴書を作成しましょう。この記事では履歴書作成が初めての人でもわかりやすいように、大切なポイントを項目ごとにまとめています。
手元に必要なものを用意し、この記事を読みながら書き進めていただくと、読み終えたころには履歴書が完成しています。
■履歴書作成時に用意するものと、その注意点
2.証明写真
3.印鑑
4.資格証明書等
▼1.履歴書
メーカーによって項目や書く欄の大きさが違うため、いくつか比較して書きやすいものを選んでください。また、PCで作成する場合は厚生労働省がフォーマットを掲載しているので、それをダウンロードして使用すると良いでしょう。※
出典:厚生労働省 「履歴書様式例」
▼2.証明写真
また、撮影する際は服装、髪型、眼鏡のズレ、姿勢などに注意をしましょう。口角を軽く上げ、明るく見えるようにしましょう。笑いすぎは不自然に見えるため気をつけましょう。 用意した写真はしっかり糊で貼りますが、万が一剝がれたときのために裏に名前を記しておくと安心です。
▼3.印鑑
▼4.資格証明書等
■履歴書作成時の注意点
2.誤字脱字に修正テープはNG
3.記入時はボールペンを使用する
4.履歴書は提出前にコピーをとる
5.期日に余裕をもって提出しましょう
▼1.パソコンでも手書きでも可のときは手書きで作成
しかし、手書きの方が個性や熱意が伝わりやすく、介護業界では手書きの履歴書が好まれる傾向があります。履歴書の文字は一文字一文字読みやすく丁寧に書かれているかがポイントです。
▼2.誤字脱字に修正テープはNG
修正を行う際は、書き直すもしくは誤りが1箇所であれば二重線で訂正印を押すことが好ましいでしょう。
▼3.記入時はボールペンを使用する
▼4.履歴書は提出前にコピーをとる
面接では、履歴書の内容をもとに質問されることが一般的です。履歴書に書いた内容を忘れてしまうことがないよう、必ず手元に残し確認してから面接に臨みましょう。
▼5.期日に余裕をもって提出しましょう
郵送の場合も、データで提出の場合も、いつまでに書類が必要なのか必ず確認し、提出時にトラブルがあっても対応できるよう余裕をもって準備をしましょう。
履歴書の記入方法
履歴書を書く際は、会社名や学校名などを正式名称で書く必要があります。事前に調べておくと、実際に作成する際、スムーズに取り組めるでしょう。
■1.基本情報欄の書き方
履歴書に日付欄がある場合はポストに投函する日を書き、履歴書を持参する場合はその日を書きます。年は元号でも西暦でも構いませんが、その後に続く学歴や職歴欄と統一しておくようにしましょう。
◆名前のふりがな
次に、現住所や氏名など基本情報を書く欄が設けられています。 名前のふりがなは、履歴書の項目欄に「ふりがな」とあれば平仮名で、「フリガナ」とあれば片仮名で書きます。
◆現住所
都道府県から書き、マンション名なども省略せずに書きます。現住所欄以外に連絡先欄がある場合は、現住所以外の連絡先があるときのみ書き、現住所だけの場合は「同上」と書きましょう。
◆年齢
履歴書に記載する日付時点での年齢を書きます。
◆電話番号
固定電話があれば書きますが、携帯電話など日中、採用担当者からの連絡がとれるものも書きましょう。もし、固定電話がない場合は、携帯電話だけでも問題ありません。
■2.学歴・職歴欄の書き方
しかし、いずれの場合も基本的な書き方は共通ですので今回は、厚生労働省のテンプレートと同じく、学歴と職歴が共通になっている場合を中心に、学歴や職歴の書き方を解説します。
◆学歴と職歴が共通の欄になっている場合
学歴と職歴欄が共通になっている場合は、見本のように、中央に「学歴」と書き、改行してから学歴を書き始めます。新卒の場合は中学卒業から書きますが、転職の場合は高校入学からの記入が一般的です。学校名は省略せずに正式名称で書きます。入学や卒業年は意外と覚えていないものです。入学・卒業年度一覧表がインターネット上にあるので、それらで確認すると便利です。
また、職歴についても学歴の最終行から1行あけ、中央に「職歴」と書いてから書き始めましょう。また、職歴についても正式名称で(株)などとは書かず、株式会社○○などと明記しましょう。
◆留年や中途退学、留学がある場合
留年や休学、中途退学なども正直に書きましょう。ただし、長期間に及ぶ留年や休学をした場合は悪い印象を与えないように、理由も併記すると良いでしょう。この長いブランクの間に何をしていたのだろうかと疑問をもたれてしまいます。たとえ病気療養が理由である場合でも、現在は完治と明記すれば勤務に支障がないことがわかるので大丈夫です。
他にも、1年以上の留学は学歴に加えられます。留学の経験がある場合は、期間・国・学校名の順に明記します。一方、1年未満のケースで書きたい場合は自己PR欄などに工夫して盛り込みましょう。大学の卒業論文が業務に関連する場合もタイトルと内容を書いておきます。
◆退職の経歴を書く場合
退職理由が自己都合の場合は「一身上の都合により退社」と、リストラなどであれば「会社都合により退社」とします。
転職が多い場合も省略せずに書くのが一般的ですが、印象が悪くなるのではと心配になるかもしれません。その場合は退職理由に「キャリアアップのため退職」「資格取得のため退職」など前向きな理由を書くことで説得力が増します。面接でも転職の多さについて聞かれることが想定されるため、きちんと答えられるように準備しておきましょう。育児や介護などでブランクが長い場合も、理由を明記し、その経験によって得られたことで仕事に活かせることがあればスキルとしてアピールすることができます。
■4.免許・資格欄の書き方
これまで介護業界で働いてきた人は福祉系の資格をいくつか取得しているのではないでしょうか。資格は取得年月日の順に記入します。取得年月日は資格の免許証や合格証に書いてある取得日のことです。受験日や合格発表日などを書かないように注意しましょう。
◆正式名称で記入
取得資格の名称が変わっているときは、取得したときの名称で書きます。取得見込みや勉強中の資格も記入しておきましょう。応募する仕事に関係ある資格だけを書けば十分ですが、普通自動車第一種運転免許を持っているなら必ず記入しておきましょう。運転免許は介護業界でも役立つ場面がたくさんあります。また、介護業界でも記録などでパソコンを使うことがあるので、パソコン関連の資格を書いておくとアピールポイントになります。
■5.志望動機・自己PR・特技・趣味欄の書き方
▼志望動機の書き方
採用担当者は志望動機から応募者がどのくらい事業所のことを勉強しているのか、応募がどれほど本気なのかを読み取りたいのです。採用担当者も志望動機を重要視していると意識して書いていきましょう。
▼特技・趣味欄の書き方
特技や趣味も個人の自由なのですが、履歴書に書くときは少し工夫が必要です。読書や映画鑑賞などは多くの人が思いつくもののため、好きな作家やジャンルを書くことで印象に残ります。テレビゲームや漫画などの趣味は、採用担当者の受け取り方によってはマイナスイメージになることもあるので書き方には注意が必要です。楽器やスポーツはデイサービスや施設のレクリエーションに活かせることもあり、面接でも話が弾むためおすすめです。
▼アピールポイントの書き方
そのためには、自己分析を行い過去の経験を思い出してみるとよいでしょう。そして、それらの経験を深堀りして、自身の強みを発見していきましょう。その際に、独りよがりな内容になってしまわないよう、「客観視」することを意識しましょう。
たとえば、「全国大会で優勝したことがある」と書いてあっても、あくまで結果であり、自身の強みではありません。優勝するという過程において、どのような経験をしたのか、そこから何を得たのかなどが重要です。ただの自慢話にならないよう注意しましょう。
■6.本人希望欄の書き方
きちんと理由を書いて、わがままだけで希望しているわけではないことを伝えます。ただし、あまり本人希望欄にたくさんのことを書くと、要求の多い人だと思われてしまうので注意しましょう。本人希望が特にない場合は「なし」ではなく、「貴社(事業所・施設)の規定に従います。」と書きます。
本人希望欄で給料や待遇面については書かず、面接時に失礼のないように伝えるのがマナーです。また、いくつか募集職種がある場合に希望があればこの欄で記入します。
最後に:履歴書のポイントをおさえ丁寧に作成しましょう!
履歴書を初めて書く際は誰でも時間がかかるものです。しかし、慣れてくれば短時間で書けるようになります。また、基本情報欄などは応募先にかかわらず共通する部分なので、一度作成したもののコピーがあれば次回に活用できます。
選考が進み、面接を受けることになると履歴書の内容に沿って行われることが多いため、履歴書をしっかり書いておくことは面接対策にもつながります。履歴書作成で困ったら、人材紹介会社など、専門のアドバイザーに積極的に相談するのがおすすめです。履歴書は書き方次第で印象が格段にアップします。内定を得られる履歴書づくりを目指しましょう。
まずは、実際に書いてみることが大切です。マイナビ福祉・介護のシゴトでは履歴書作成ページも用意しています。ご活用ください。
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