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【履歴書】介護職に応募する履歴書の書き方 ポイントをおさえて印象アップ

【履歴書】介護職に応募する履歴書の書き方 ポイントをおさえて印象アップ

履歴書作成の基本的なルールと書き方のコツをおさえれば、内定に近づく履歴書がきっと作成できるようになります。


介護職に応募する履歴書の書き方 ポイントをおさえて印象アップ

転職活動の第一関門ともいえるのが応募書類の用意です。なかでも履歴書は自分のアピールポイントや保有する技術や資格などを採用担当者に知ってもらうための大切なものです。採用担当者の目に留まり、この人と面接したいと思ってもらえるような履歴書を作成しましょう。履歴書作成が初めての人でもわかりやすいように、大切なポイントを項目ごとにまとめています。参考にしてください。

履歴書を作成する

用意するものと注意点

履歴書を書くための準備をして、まず次のものを用意しましょう。

◆履歴書
履歴書はとくに指定がない限り市販のものを用意しましょう。メーカーによって項目や書く欄の大きさが違うため、いくつか比較して書きやすいものを選んでください。

◆証明写真
証明写真は正面から撮ったカラー写真で胸から上が写っているものを準備します。自動証明写真撮影機で撮影したものでも問題はありませんが、写真館で撮影した写真のほうが印象は良くなります。また、撮影する際は服装、髪型、眼鏡のズレ、姿勢などに注意をしましょう。表情は相手をにらみつけたような無表情である必要はありませんが、笑顔の証明写真は不自然です。
用紙した写真はしっかり糊で貼りますが、万一はがれた時のために裏に名前を記しておくと安心です。

◆印鑑
履歴書に印鑑を押す欄があります。手書きする場合は、記入し始める前に捺印し、朱肉が乾いてから書き始めましょう。

◆資格証明書等
福祉系の資格を持っている人は資格証明書のコピーも同封すると良いでしょう。また、学校に入学・卒業した年度がわかる入学・卒業年度一覧表などもあると便利です。
※手書きが好まれるがPC作成でも可
最近ではパソコンで履歴書をつくる人も増えています。パソコンで作成した場合はパソコンのスキルをアピールできるというメリットもあります。しかし、手書きの方が個性や熱意が伝わりやすく、介護業界では手書きの履歴書が好まれる傾向があります。履歴書の文字は上手い下手ではなく、一文字一文字読みやすくていねいに書かれているかがポイントです。誤字脱字に気を付け、万一間違えてしまった場合は、修正テープなどを使うのではなく初めから書き直します。
また、履歴書を手書きする場合は、黒いボールペンを使いましょう。消せるボールペンでの記入はNGです。にじみにくく、書き慣れたものがおすすめです。

◆コピーをとって早めに投函
転職活動の面接は応募書類の履歴書をもとに進むのが一般的です。履歴書にどんなことを書いたか忘れてしまわないように、履歴書のコピーを手元に残しておきましょう。提出期限ぎりぎりになって書くのは、ミスにつながります。社会人として期日を守ることは最低限のマナーです。応募書類が期限までに届かず面接に進めなかったということがないよう、余裕をもって投函しましょう。
また、面接当日に持参する場合もあるので、いつまでに、どのように履歴書・必要書類等を提出するのかを確認しておきましょう。

これまでの経歴をわかりやすく正確に

履歴書には名前や住所、連絡先などをはじめ、学歴と職歴、免許・資格などこれまでの経歴やスキルを伝える欄があります。入学・卒業年などは間違いがないように、あらかじめまとめておきます。会社や学校、免許・資格のなどの正式名称も調べておきましょう。

(1)基本情報欄の書き方

◆日付欄
履歴書に日付欄がある場合はポストに投函する日を書き、履歴書を持参する場合はその日を書きます。年は元号でも西暦でも構いませんが、その後にも続く学歴や職歴欄と統一しておくことを忘れずに。

◆名前のふりがな
次に、現住所や氏名など基本情報を書く欄が設けられています。
名前のふりがなは、履歴書の項目欄に「ふりがな」とあれば平仮名で、「フリガナ」とあれば片仮名で書きます。

◆現住所
都道府県から書き、マンション名なども省略せずに書きます。現住所欄以外に連絡先欄がある場合は、現住所以外の連絡先があるときのみ書き、現住所だけなら「同上」と書きましょう。

◆年齢
履歴書に記載する日付時点での年齢を書きます。

◆電話番号
固定電話があれば書きますが、携帯電話など日中、採用担当者からの連絡がとれるものも書きましょう。もし、固定電話がない場合は、携帯電話だけでも問題ありません。

◆メールアドレス
採用に関するものは電話連絡が一般的ですが、メールが使われることもあります。メールアドレスは普段使っているもので、日中でも確認できるものがベストです。迷惑メール対策でドメイン指定受信をしているなら、できれば求職活動中は解除しておくと安心です。PCからのメールを拒否している場合など、大切な連絡が受け取れない可能性があるからです。

(2)学歴欄の書き方

◆最終学歴とある場合
最終学歴の入学と卒業年を書きます。最終学歴とは卒業した学校で、中途退学は含みません。大学、学部、学科、コース名は正確に記入します。

◆学歴と職歴欄が共通になっている場合
学歴と職歴欄が共通になっている場合は、中央に「学歴」と書き、改行してから学歴を書き始めます。新卒の場合は中学卒業から書きますが、転職の場合は高校入学からの記入が一般的です。学校名は省略せずに正式名称で書きます。入学や卒業年は意外と覚えていないものです。入学・卒業年度一覧表がインターネット上にあるので、それらで確認すると便利です。

◆注意点:留学や中途退学など
留年や休学、中途退学なども正直に書きましょう。ただし、長期間に及ぶ留年や休学をした場合は悪い印象を与えないように、理由も併記すると良いでしょう。この長いブランクの間に何をしていたのだろうかと疑問をもたれてしまいます。たとえ病気療養が理由である場合でも、現在は完治と明記すれば勤務に支障がないことがわかるので大丈夫です。

他にも、1年以上の留学は学歴に加えられます。期間、国、学校名の順に明記します。一方、1年未満のケースで書きたい場合は自己PR欄などに工夫して盛り込みましょう。大学の卒業論文が業務に関連する場合もタイトルと内容を書いておきます。

(3)職務経歴欄の書き方

ここでは所属していた会社や事業所のすべての入社年月と退社年月を書きます。(株)などと略さないで株式会社と正式に書くことに気を付けましょう。退職理由が自己都合の場合は「一身上の都合により退社」と、リストラなどであれば「会社都合により退社」とします。

転職が多い場合も省略せずに書くのが一般的ですが、印象が悪くなるのではと心配になるかもしれません。その場合は退職理由に「キャリアアップのため退職」「資格取得のため退職」など前向きな理由を書くことで説得力が増します。面接でも転職の多さについて聞かれることが想定されるため、きちんと答えられるように準備しておきましょう。育児や介護などでブランクが長い場合も、理由を明記し、その経験によって得られたことで仕事に活かせることがあればスキルとしてアピールすることができます。

学歴と職歴欄が共通になっている履歴書の場合は、学歴を書いた後に、一行空けた次の行の中央に「職歴」と書いて、書き始めます。

(4)保有資格欄の書き方

◆取得年月日の順に記入
これまで介護業界で働いてきた人は福祉系の資格をいくつか取得しているのではないでしょうか。資格は取得年月日の順に記入します。取得年月日は資格の免許証や合格証に書いてある取得日のことです。受験日や合格発表日などを書かないように注意しましょう。

◆正式名称で記入
取得資格の名称が変わっているときは、取得したときの名称で書きます。取得見込みや勉強中の資格も記入しておきましょう。応募する仕事に関係ある資格だけを書けば十分ですが、普通自動車第一種運転免許を持っているなら必ず記入しておきましょう。運転免許は介護業界でも役立つ場面がたくさんあります。また、介護業界でも記録などでパソコンを使うことがあるので、パソコン関連の資格を書いておくとアピールポイントになります。

自分の強みをアピールする

履歴書には志望動機、自己PRや趣味・特技、本人希望記入欄など、自分の言葉でやる気や強みを伝えられる欄があります。限られたスペースを最大限活用して、自分とはどんな人間なのかを表現しましょう。文章を書くのが苦手な人でも一生懸命考えて時間をかけて推敲すれば、きっと思いが伝わる文章になっているはずです。

(5)志望動機・自己PR・特技・趣味欄の書き方

志望動機欄の書き方

志望動機とは応募する事業所で働きたい理由です。どうしてその事業所で働きたいのか、他の事業所ではだめなのかを伝えるものです。志望動機を書くためには、その事業所のことをよく研究して理解しなければ書くことができません。事業所のことを知るツールとして、ウェブサイトや事業所案内などを活用しましょう。ほかにも、事業所を利用している人や実際に働いている人の話が聞ければ具体性があり、参考になります。もしも応募予定の企業が就職希望者向けに見学する機会を設けているなら積極的に参加しましょう。

採用担当者は志望動機から応募者がどのくらい事業所のことを勉強しているのか、応募がどれほど本気なのかを読み取りたいのです。採用担当者も志望動機を重要視していると意識して書いていきましょう。

自己PR欄の書き方

自己PRは自分のことを分析して自分の強みをアピールすることです。介護業界は異業種からの転職者も多く、未経験でもやる気や志が重視されるからこそ、自己PRはとても大切です。介護職に限らず、また、新卒や転職を問わず、採用担当者が注目するのは自己PRの中身です。ここで注意しておくべきなのは自己PRで書くべき内容は、自慢話ではなく「仕事に役立つような自分の強み」だということです。

◆「客観視」「分析」「表現」がポイント
自己PRを書くためには、自分のこれまでの経歴を客観視し、自分の強みを見つけ、その強みを相手に伝える文章にしなくてはなりません。こうした作業をこなす力は「客観視する力(現状把握力)」「分析力」「表現力」として仕事でも必要な力です。言い換えれば、自己PRがきちんと書ける人材は、職場でも活躍できると期待してもらえる可能性が高くなるのです。

客観視するとは、物事全体を冷静に把握して、自分以外の立ち位置からも状況を判断すること。自分自身のことを客観的に見るのは、簡単なようでとても難しい作業です。自己PRが独りよがりな内容になっていないかに注意しましょう。介護の仕事でも常に状況を冷静に判断する力が必要になります。

また、得られた情報を分析して発信するプロセスは介護で使う、情報を収集して課題を見つける「アセスメント」に通じます。さらに、決められた枠内に限られた文字数でまとめることもとても重要です。物事を客観視し、端的でわかりやすい文章が書けることは、介護記録などにも役立ちます。


◆自己PRは具体的なエピソードを添えて書く
具体的なエピソードが添えてあると、自己PRに説得力が増します。これまでの経験から人に喜ばれたこと、上司から評価されたことなどを探して、自分の強みを起承転結でまとめてみましょう。もし具体的な数値などがあれば成果がわかりやすいですね。また、採用担当者に「この人と一緒に働きたい」と思ってもらえるように、採用担当者目線で書くということも意識しましょう。

特技・趣味欄の書き方

日常のなかでも初めて会った人から特技や趣味を聞くとその人の人柄や個性がイメージしやすくなりますよね。履歴書に特技や趣味の欄があるのも、採用担当者が応募者のことをより具体的に知りたいからです。特技や趣味は似ていますが、特技は専門性が高く特別な技能を要するもので、趣味は楽しみでやることです。自分には自信をもっていえるようなものはないと空欄にするのは避けましょう。

特技や趣味も個人の自由なのですが、履歴書に書く時は少し工夫が必要です。読書や映画鑑賞などは多くの人が思いつくもの。好きな作家やジャンルを書くことで印象に残ります。テレビゲームや漫画などは書き方によっては、採用担当者の受け取り方によってはマイナスイメージになることもあるので注意が必要です。楽器やスポーツはデイサービスや施設のレクリエーションに活かせることもあり、面接でも話が弾むためおすすめです。

(6)本人希望欄の書き方

この本人希望欄はこの条件が叶わなければ入職できないというものを書きます。たとえば、「幼い子どもがいるため、夜間の勤務ができない」「認知症の親の介護があり、転勤ができない」といったものです。きちんと理由を書いて、わがままだけで希望しているわけではないことを伝えます。ただし、あまり本人希望欄にたくさんのことを書くと、いろいろと要求の多い人だと思われてしまうので注意しましょう。本人希望がとくにない場合は「なし」ではなく、「貴社の規定に従います」と書きます。本人希望欄で給料や待遇面については書かず、面接時に失礼のないように伝えるのがマナーです。また、いくつか募集職種がある場合に希望があればこの欄で記入します。

実際に書いてみよう!

履歴書作成には決まったルールとポイントがあります。たくさんの応募者の中から適切な人を選ぶために読むということを理解して、一つひとつの項目をていねいに書いていきましょう。また、自己PRや志望動機などはいつも同じではなく、応募先に合わせてアレンジを加えられれば最適ですね。履歴書を初めて書く時は誰でも時間がかかるものです。しかし、慣れてくれば短時間で書けるようになります。基本情報欄などは応募先にかかわらず共通する部分なので、一度作成したもののコピーがあれば次回に活用できます。

選考が進み、面接受けることになると履歴書の内容に沿って行われることが多いため、履歴書をしっかり書いておくことは面接対策にもつながります。履歴書作成で困ったら、人材紹介会社などの専門のアドバイザーに積極的に相談するのがおすすめです。履歴書は書き方次第で印象が格段にアップします。内定を得られる履歴書づくりを目指しましょう。

まずは、実際に書いてみることが大切です。マイナビ福祉・介護のシゴトでは履歴書作成ページを用意してあります。ご活用ください。

履歴書を作成する

この記事のライター

ささえるラボ編集部です。
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