本日の一問一答
領域:保健医療サービス分野
老年期の精神障害について適切なものはどれか。3つ選べ。
1.老年期うつ病では、心気的な訴えは少ない。
2.老年期うつ病では、気分の落ち込みよりも、不安、緊張、焦燥が目立つ。
3.老年期の統合失調症の症状の再発は、配偶者や近親者の死が要因となることがある。
4.老年期のアルコール依存症は、認知症を合併することはない。
5.遅発パラフレニーは、老年期の妄想性障害の代表的な疾患とされている。
解答と解説
■解答
2・3・5
■解説
1.(×)心気的な訴えとは、ささいな身体不調を重大疾患によるものと思い込んで訴えることで、老年期うつ病で多いとされています。
2.(○)選択肢の通りです。老年期うつ病では、典型的なうつ病の症状よりも、情緒の不安定性が顕著に現れます。
3.(○)配偶者や近親者の死、生活環境の激変などを契機として、若年期に患った統合失調症の症状の再発をきたすことがあります。
4.(×)老年期のアルコール依存症では、認知症やうつ病を合併することが多いとされます。
5.(○)遅発パラフレニーは高齢期にみられる幻覚・妄想で、人格や記銘力などが保たれ、女性の発症が多いという特徴があります。
ささえるラボ編集部です。
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