本日の一問一答
領域:生活支援技術
標準型車いすを用いた移動の介護に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
1.急な上り坂は、すばやく進む。
2.急な下り坂は、前向きで進む。
3.踏切を渡るときは、前輪を上げて駆動輪でレールを越えて進む。
4.段差を上がるときは、前輪を上げて進み駆動輪が段差に接する前に前輪を下ろす。
5.砂利道では、駆動輪を持ち上げて進む。
解答と解説
■解答
3.踏切を渡るときは、前輪を上げて駆動輪でレールを越えて進む。
■解説
1.(×)急な上り坂では、重心を低くして体勢を整えながらゆっくりと進みます。
2.(×)急な下り坂で前向きのまま進むと、利用者が前のめりになって不安定になり、転落のリスクもあります。利用者が恐怖心を抱かないよう、車いすの方向を後ろ向きにして進むことが適切です。
3.(○)踏切を渡るときは、レールの溝に前輪がはまって転倒するリスクを回避するため、前輪を上げて駆動輪だけで進むことが適切です。
4.(×)段差を上がるときは、前輪を上げて車いすを傾けたまま前進し、駆動輪が段差に接したら
前輪を下ろして駆動輪を段差の上に乗せます。
5.(×)砂利道では、前輪が砂利などにはまってスムーズに動かない可能性が高いため、前輪を上げて駆動輪だけで進みます。
ささえるラボ編集部です。
福祉・介護の仕事にたずさわるみなさまに役立つ情報をお届けします!
「マイナビ福祉・介護のシゴト」が運営しています。