第35回介護福祉士国家試験 対策問題(発達と老化の理解)
■問題
2019年(平成31年、令和元年)における、我が国の寿命と死因に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
1.健康寿命は、平均寿命よりも長い。
2.人口全体の死因順位では、老衰が悪性新生物より上位である。
3.人口全体の死因で最も多いのは、脳血管障害(cerebrovascular disorder)である。
4.平均寿命は、男女とも75歳未満である。
5.90歳女性の平均余命は、5年以上である。
解答と解説
■解答
5.90歳女性の平均余命は、5年以上である。
■解説
1.(×)健康寿命とは、健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる(介護が不要な)期間の平均的な年数であり、平均寿命より長くなることはあり得ません。
2.(×)2019年における日本の人口全体の死因順位は、第1位が悪性新生物、第2位が心疾患、第3位が老衰でした。
3.(×)2019年において、脳血管障害は日本人の死因の第4位でした。
4.(×)平均寿命は0歳における平均余命であり、2019年において、男性が81.41歳、女性が87.45歳でした。
5.(○)平均余命とは、ある年齢の人がその後に生きることができる年数の期待値です。2019年において、90歳女性の平均余命は5.71年であり、5年以上となっています。
ささえるラボ編集部です。
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