第35回介護福祉士国家試験 対策問題(認知症の理解)
■問題
認知症初期集中支援チームに関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
1.自宅ではない場所で家族から生活の様子を聞く。
2.チーム員には医師が含まれる。
3.初回の訪問時にアセスメント(assessment)は不要である。
4.介護福祉士は、認知症初期集中支援チーム員研修を受講しなくてもチームに参加できる。
5.認知症疾患医療センター受診後に、チームが対応方法を決定する。
解答と解説
■解答
2.チーム員には医師が含まれる。
■解説
1.(×)認知症になっても本人の意思が尊重され、できるだけ住み慣れた地域で暮らし続けられるように、家族から自宅で普段過ごしているありのままの様子を聞くことが適切です。
2.(○)保健師、看護師、介護福祉士、社会福祉士、精神保健福祉士などと共に、医師(認知症サポート医など)も連携しながら支援を実施します。
3.(×)本人や家族の課題、支援にあたっての課題などを明確にし、初期の支援を包括的・集中的に行うためには、初回訪問時のアセスメントが重要です。
4.(×)支援チームへの参加要件に、認知症初期集中支援チーム員研修を受講することが含まれているため、原則的にはチーム全員が受講する必要があります。ただし、やむを得ない場合は、受講したチーム員から研修内容を共有することで参加可能となっています。
5.(×)家族の要請により自宅を訪問し、アセスメントを実施することから支援が始まります。認知症疾患医療センターは、都道府県などが指定する病院に設置され、かかりつけ医、介護施設、行政などと連携して認知症の治療やケアを行う認知症専門の医療機関です。
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