第35回介護福祉士国家試験 対策問題(認知症の理解)
■問題
軽度の認知症(dementia)の人に、日付、季節、天気、場所などの情報をふだんの会話の中で伝えて認識してもらう認知症ケアとして、正しいものを1つ選びなさい。
1.ライフレビュー(life review)
2.リアリティ・オリエンテーション(reality orientation)
3.バリデーション(validation)
4.アクティビティ・ケア(activity care)
5.タッチング(touching)
解答と解説
■解答
2.リアリティ・オリエンテーション(reality orientation)
■解説
1.(×)ライフレビューは、これまでの自分の人生を回想し、評価や総括を行う活動です。他者が質問することでサポートを行う場合もあります。
2.(○)リアリティ・オリエンテーションは、日付、季節、天気、今いる場所、家族の名前などを、日常の会話に入れて伝えることで認識してもらう療法であり、見当識障害に対する認知症ケアの一つです。
3.(×)バリデーションは、認知症患者の言動に共感し、受け入れることによりコミュニケーションを取る方法です。
4.(×)アクティビティ・ケアでは、芸術文化活動、体操、散歩などにより、日々の充実をめざします。
5.(×)タッチングとは、直接手で触れる、さする、揉むなどして、安心感を与える非言語的コミュニケーションの一つです。
ささえるラボ編集部です。
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