第35回介護福祉士国家試験 対策問題(認知症の理解)
■問題
若年性認知症(dementia with early onset)に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
1.75歳未満に発症する認知症(dementia)である。
2.高齢者の認知症よりも進行は緩やかである。
3.早期発見・早期対応しやすい。
4.原因で最も多いのはレビー小体型認知症(dementia with Lewy bodies)である。
5.不安や抑うつを伴うことが多い。
解答と解説
■解答
5.不安や抑うつを伴うことが多い。
■解説
1.(×)若年性認知症は、65歳未満で発症した認知症の総称です。
2.(×)高齢者の認知症より進行スピードが速いことが、若年性認知症の特徴の一つです。
3.(×)現役世代での発症であり、症状が現れてもうつ病やストレス障害、更年期障害などが疑われるケースが多く、早期発見は困難だといえます。
4.(×)若年性認知症の原因で最も多いのは、約半数を占めるアルツハイマー型認知症であり、次いで血管性認知症、前頭側頭型認知症となっています。
5.(○)現役世代での発症となることから、仕事や育児に関する不安、抑うつを伴うことが多いとされています。
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