第36回介護福祉士国家試験 対策問題(コミュニケーション技術)2
■問題
Cさん(75歳、男性)は、老人性難聴(presbycusis)があり、右耳は中等度難聴、左耳は高度難聴である。耳かけ型補聴器を両耳で使用して静かな場所で話せば、なんとか相手の話を聞き取ることができる。
Cさんとの1対1のコミュニケーションの方法として、最も適切なものを1つ選びなさい。
1.正面で向き合って話しかける。
2.高音域の声を使って話しかける。
3.耳元で、できるだけ大きな声で話しかける。
4.手話で会話をする。
5.からだに触れてから話しかける。
解答と解説
■解答
1.正面で向き合って話しかける。
■解説
1.(○)正面で向き合い、口の動き、表情、ジェスチャーなどの非言語的コミュニケーションも活用することが最も適切です。
2.(×)老人性難聴では高音域の音から聞こえにくくなります。
3.(×)補聴器は聴力に応じて音を増幅するため、耳元で必要以上に大きな声を出すと逆に聞き取りにくくなります。
4.(×)Cさんが手話を身に付けているという情報が記載されていないため、適切かどうか分かりません。
5.(×)突然からだに触れると驚かせてしまうため、正面で相手の注意を引いてから話しかけることが適切です。
ささえるラボ編集部です。
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